TAIYO FOUNDATION GUIDANCE
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エポコラムには、構造物の基礎地盤改良の他に、沈下・すべり対策などの複合地盤としての改良、山留め壁、止水壁などの掘削時の地盤の安定を図る仮設置的な用途もあります。エポコラム工法・エポコラム-Loto工法・エポコラム-Taf工法・エポコラム-Pls工法の区分※エポコラム工法とエポコラム-Loto工法は、コラム断面積が単軸機種で2.5㎡以上、2軸機種で3.0㎡以上より区分される。建物基礎・擁壁基礎・タンク基礎・橋台橋脚基礎など山留め壁・止水壁・地中切梁など沈下対策・すべり対策・液状化対策・側方変位対策など用途NETIS工法の区分技術審査証明(一財)先端建設技術センター技審証 第2704号審査証明の内容(1)エポコラム撹拌翼の撹拌形態は、低速回転で強制的な練り込み作用を持つ強力で三次元的な撹拌性能を有し、均一で良好な撹拌混練が可能であることが認められた。(2)スパイラルロッド施工により増加内圧を解放し、標準ロッドと比べて周辺地盤の変位を小さくできることが認められた。(3)中間層としてレンズ状または互層状に分布する硬質地盤層の削孔・撹拌改良が可能であることが認められた。適用硬質地盤:N値40~50程度の砂礫および玉石混じり層(混入率30%程度以下)、固結した砂質土層、転石混在層(φ300mm程度)、N値20程度の洪積粘性土層適用コラム径:φ1,500~1,800(4)コラム径D=2,500mm(コラム面積A=4,909㎡)による施工が可能であり、コラム径φ1,000×2軸およびφ1,600の標準歩掛に対して工期短縮とコスト縮減が可能であることが認められた。適用地盤:砂・礫質土N≦30~35、粘性土N≦6~8(5)軟弱地盤において、二軸機械(接円でコラム面積A=4,021㎡)による施工が可能であることが認められた。(6)地盤改良施工において障害となる地中残存物の破砕撹拌を行いながら、同時に同一工程で地盤の削孔と撹拌改良を可能とすることにより、施工の効率化と廃棄物の発生の抑制が可能であることが認められた。適用地中残存物:既製コンクリート杭、コンクリートガラ(φ300mm程度)、セメント改良地盤適用コラム径:φ1,500~φ2,500建築構造物等の基礎仮設壁複合地盤工法摘要コラム径(コラム断面積)エポコラム工法標準単軸機種φ800~φ1600(0.50~2.01㎡)硬質地盤対応単軸機種φ1500~φ1600(1.77~2.01㎡)エポコラム-Loto工法※大口径化単軸機種φ1800~φ2500(2.55~4.91㎡)2軸機種φ1500~φ1600(3.53~4.02㎡)エポコラム-Taf工法地中残存物処理化単軸機種φ1500~φ2500(1.77~4.91㎡)エポコラム-Pls工法低変位型単軸機種φ1500~φ2500(1.77~4.91㎡)平成 8年3月平成13年3月内容の変更と更新平成18年3月内容の変更と更新平成23年3月内容の変更と更新平成28年3月内容の変更と更新「NETIS」とは、公共工事等における新技術活用システムのことで、エポコラム工法は2010年に「設計比較対象技術」に選定され、2011年には「平成23年度準推奨技術」に選定されました。30エポコラム

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