KCTB場所打ち鋼管コンクリート杭
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(a)鋼管無筋コンクリート(b)鋼管鉄筋コンクリートパイルキャップパイルキャップ杭頭接合部本体部鋼管コンクリート部鉄筋コンクリート部鋼管コンクリート部鉄筋コンクリート部KCTB場所打ち鋼管コンクリート杭継手部杭頭接合部鋼管鉄筋コンクリート本体部KCTB場所打ち鋼管コンクリート杭継手部鋼管コンクリート▲(一財)日本建築センター評定書 BCJ評定-FD0356-03 耐震杭協会9社は2011年2月18日に、KCTB場所打ち鋼管コンクリート杭という名称で(一財)日本建築センターの一般評定[BCJ評定-FD0356-03]を取得しました。 場所打鋼管コンクリート杭の一般評定は、鋼管製造会社と耐震杭協会と共同で、これまでに「NKTB場所打鋼管コンクリート杭」、「SKTB場所打鋼管コンクリート杭」、「KKTB場所打鋼管コンクリート杭」について取得済みでしたが、これらの技術を一つにまとめるとともに、コンクリート設計基準強度(Fc)の上限値を32N/m㎡から45N/m㎡に引き上げ、名称も新たに“KCTB場所打ち鋼管コンクリート杭”として評定を取得しました。KCTB場所打ち鋼管コンクリート杭の評定を取得しました。(      )頭部を内面突起付き鋼管により補強した場所打ちコンクリート杭 鋼管コンクリート部は、鋼管無筋コンクリート(図-1(a))または、鋼管鉄筋コンクリート(図-1(b))になっています。鋼管は、鋼管内面に突起を持つ内面突起付き鋼管(以下、鋼管という)を用いています。●図-1 KCTB場所打ち鋼管コンクリート杭の構成特長❶杭頭拡大しなくても十分な必要抵抗曲げモーメントが得られる。❷杭頭拡大杭に比べ、剛性(EI)が小さいので杭に発生する曲げモーメントが小さい。❸鋼管の外径、厚さ、材質を変えることにより設計の自由度が得られる。❹せん断耐力が非常に大きい。❺靱性(変形性能)が高いので地震時の安全性が高い。❻コンクリート設計基準強度(Fc)の上限値が45N/m㎡と高く、より高い安全性と経済設計が可能。❼杭頭拡大杭に比べ建設発生土が少ない。❽拡底杭との組み合わせが可能。杭の構成KCTB場所打ち鋼管コンクリート杭の構成を図-1に示します。KCTB工法

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