砂質系地盤に対しては、原地盤の「締固め」を行うことにより
1.支持力の増加
2.水平抵抗の増加
3.すべり破壊防止
4.圧密沈下量の低減
を図ります。
粘性土地盤に関しては、砂柱と粘土からなる「複合地盤」を形成することにより、
1.支持力の増加
2.圧密時間の短縮
3.スベリ破壊防止
4.圧密沈下量の低減
を図ります。

幅広い改良目的

サンドコンパクション工法では、砂の他に砕石スラグなどの各種材料も使用できます。また、同一施工機で容易に柱径をかえることができるので、サンドコンパクションとサンドドレーンとの複合パイルの造成も行えます。

優れた汎用性

ウォーターフロント開発で懸案となる液状化に対しても経済性に優れた工法として、広く採用されています。

液状化対策法
確タな砂杭の造成

施工管理計を用いて、確実で信頼性の高い施工を行い、砂杭の品質を確保します。

と品ソ管理
信頼性の高い施工管理
幅広い適用地盤

砂地盤、粘性土地盤、有機質地盤、岩砕地盤、火山灰質地盤、産業廃棄物地盤など様々な軟弱な地盤に適用できます。

強力なバイブロハンマを用いて、ケーシングパイプを所定の深度まで貫入した後、引抜き、打戻しを繰り返す事によって、強固に締固められた砂柱を造成します。また、対象地盤の改良目的に応じたパイルピッチを採用することによって、必要置換率に適合した確実な施工を行います。

●ケーシングパイプ先端の深度を検知する深度計(GL計)、ケーシングパイプ内の砂面の高さを検知する砂面計(SL計)などの管理装置により造成杭の品質管理が行えます。

砂杭の造成がリアルタイムに把握できますので確実な作業が行えます。

目的と効果

・スベリ破壊の防止
・液状化の防止
・沈下量の低減
・地盤強度の増加

軟弱地盤中に大径の締固めた砂杭を造成し、地盤を安定化する工法。



サンドコンパクション工法
【粘土層・砂質地盤の双方に適用】
サンドコンパクション

標準杭施工【Max:20.0m】
長尺複合杭【Max:30.0m】

仕様
全長 5.755(m)
全幅 5.088(m)
全高 3.155(m)
走行速度 1.0(km/h)
登坂能力 40%
全装備質量 105.70(t)
接地面積 15.4(m2)
接地圧 67.3(kPa)
リーダー長 35.0(m)
施工長 23.0(m)

●深度計は、ケーシングパイプ先端の深度をワイヤにより深度検出機のドラム回転、さらに可変抵抗器の電気抵抗値に変換して記録計に出力します。砂面計は、ケーシングパイプ内に重錘して砂面の検出を行うと共に、1回ごとのケーシングパイプ引き抜き工程に於ける砂量を演算装置により検出して記録計に出力します。


杭径・杭間 出来形確認

オシログラフ